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レスキュー3ジャパン 講習

RESCUE3JAPANSFRの認定
左:パタゴニア勤務、レーシングカヌーで毎日10kmを漕ぐマッチョなMさん
右:世界中を飛び回るラフティング界の巨匠インストラクター、本間先生
中央:運動と言えば・・・、犬の散歩?(焦)少々場違いを感じた40オーバーの私


私は仲間との釣り以外にお客様との釣行も多い。
「ガイド」として金銭を頂いている訳では無いが、ネット、ロッドを購入していただいたお客様に希望があれば「入魂釣行」として川を案内する。
危険な事も沢山あった。
護岸の上から落下した人・・、山岳渓流で登った岩から落ちた人・・、流された人・・。どれも大事には至らなかったのだが・・。

これまでは釣れた釣れない、良いポイント、技術、などと「釣り」だけに集中てきた。そんな事は誰でも長年の経験で何とでもなる事。それにそんなものは「運」しだい。

それはそれで良いのだが・・・、もしも人里離れた山中で何かが起きたら?パックリ割れたお客様の頭、噴出す血・・・、又は激流に足を取られ、流されていくお客様・・。
それを見て自分は何が出来るのか?

魚を釣る為の「川」は分かっているつもりでも、安全面での「川」との付き合い方は独学そのもの・・。それで良いのか?

案内をする立場上、水難救助(レスキュー3)や救急法の2種類は学んで置きたい。それがお客様への礼儀ではないか?と思ったのです。


このレスキュー3受講者の多くは消防隊員(汗)ついで水辺に関わるアウトドア・ガイドの方。本来、最も釣り人が受講しなければいけない立場ではないだろうか??



教室ではウォーターレスキューでの心構えやテクニック、それに水力学や流れの構造と危険、川幅と流速から水圧を計算する方法、などなど、一生懸命勉強します。ありがたい勉強です。



川では(場所 利根川水上)
アメリカでの悲惨な水難救助シーンをビデオで見た後(汗)実際に急流の中での訓練に移ります。

先生が1人、生徒は私とM君の2人です。今回は宮城県の消防隊員らが一緒に受講をする予定していましたが、地震が発生してしまい来られなくなってしまったのです。


川に着くととても穏やかとは言えない流れに少々ビビりました・・。
流れの激しい中流域でスリリングなラフティングを楽しむ場所、と言えば何となく想像がつくかと・・。
そうか・・、これは「急流レスキュー」の訓練なんだ(汗)

課題1
エディー(岩後ろなどに発生する緩い流れ)への入り方
「え〜、ここから飛び込んで正しい流され方(姿勢)で流されて下さい。そしてあの下流にある大岩に差し掛かったら、岩後ろに発生するエディーに泳ぎついて下さい!」
失敗すると下流に流されていってしまいますから・・」

これが現場に着いた第一声です・・(泣)
その下流に浅瀬が有る訳でも無く、とんでもなく長い荒瀬が待ち受けています・・・。

勿論「命綱」なんぞは装着しませんし、下に何人ものスタッフが居るわけでもありません。ライジャケ装備でも浮いたり沈んだりと・・(大汗)
画像も有りません。そう真剣、命懸け、なんです・・・。

我武者羅にクロールしますがプールとは違い、進まないわ流されるわ、波で顔が上げられないわ、水は飲むわ・・・。40男には辛かった瞬間です。

課題2
物凄い水圧に耐えながら倒木をつたって岸へ戻る訓練。
強い流れに倒木を渡し、上流から流される・・・。そしてその倒木にしがみつきます。
「木に摑まったら10秒以上はそのまま耐えていてください。その後出来れば上から木を乗り越えて下さい。無理なら下から潜っても良いが、
もしも枝が張られていれば死亡事故です。ね。」「さあ、どうぞ!」

くどいようですが・・、下流には何処までも続く荒瀬が待ち受けて居ます。
この時点でもうヘロヘロです。男泣き。


課題3
浅瀬の横断方法です。

杖を使った3点支持での浅瀬歩行やチームでの浅瀬歩行などを練習します。
浮かび上がろうとしてしまう相手の体を必死で押さえます。チーム員が多ければ安定は増す。


課題4

スローバック(フローティング・ロープ)を使った救助の訓練です。
この訓練では実際に我々が交代で流され、仲間にロープを投げてもらい救助されます。

ダウンクロスでドライフライを投げ、ドラッグを掛け続けたらどうなるでしょうか?そう、ターン後にフライは沈みます。
人も同じ現象が起きます。たとえライフジャケットを装着していてもロープを引っ張っているだけでは沈んでしまうのです。
3分沈めば楽になりますでしょうが・・・・
身をもって体験させて頂きました・・はい。
少し送りながら浮力を保たせて岸に誘導しなければいけないのですね。



ラスト
「対岸に向かって泳ぎましょう。無理かも知れません、流されたら仲間にスローロープを投げてもらって救助されて下さい〜」さあ!行こう!

激流の中でクロールするM君がお分かり頂けるだろうか?
何故か私の手は「きょーつけー!」になっとるし・・(爆)
40を超えた私の体力は残り僅か・・・、ウルトラマンのピコン・ピコン・ピコン・・状態になっていたが何とか対岸に泳ぎ着く。


受講を終えて
大変勉強になりました。川の構造や危険を改めて知りました。
何より自分自身の安全確保の重要性を感じました。

「OOの資格を持っていた」「昔はOOO」とかではなく今、今からの自分、今後SRT1、SRT2と突き進んでいくつもりでいますが、日頃から体力維持というか、基礎体力作りをしなければいけませんね(汗)

「人を救助する為の受講」という考え方に甘さを感じました。人を助けると言うことは自分が助かる体力以外に要救助者を助け出す体力。それに判断力が必要になるという事・・。当たり前ですが。

そんな訳で先ずは自分の安全確保(セルフ・レスキュー)です。
皆様もどうですか??
更なるスキルアップを目指す釣り人へ、お奨めします。

興味のある方はこの本間先生のHPへどうぞ!
author:良竿, category:水難レスキュー, 11:19
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